Vocal CoachがGoogle Playで公開されました。歌っている声を聴き取り、音程が合っているかを一音ずつ見せてくれるうえ、上達のための短い毎日メニューも用意しています。アカウントは不要で、あなたの声がスマートフォンの外に出ることはありません。
自分ではなぜ気づけないのか
歌う人なら誰でも、録音を聴いてみたら歌っていたときの感覚よりずっとひどかった、という経験があるはずです。理由のひとつは体の仕組みにあります。自分の声は空気だけでなく頭の骨を通しても聞こえるので、ほかの人が聞くよりも厚みがあって低く感じられるのです。もうひとつは、歌っている最中は歌詞や息つぎ、次のフレーズに気を取られていて、伸ばしている音が少し下がってきたことにまで注意が向かないことです。
音程が目に見えれば、当て推量は要りません。「なんとなく外れた気がする」ではなく、フレーズの3つ目の音が40セント低く、最後のロングトーンが途中でだれていた、とわかります。それなら練習で直せます。
アプリでできること
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| ピッチ | 歌っている音と何セント高い・低いかを示すリアルタイムの針、ロングトーン用の10秒間のピッチライン、先に聴ける基準音 |
| 音域 | 無理なく出せる最低音と最高音を歌うと、音域とおおよその声のタイプがわかる |
| ウォームアップ | 音域の範囲内で半音ずつ上下するピアノ付きの音階練習、すべての音を採点 |
| ボイスチェック | 今日の正確さがわかる7つの音 |
| 録音 | 最長10分、音ごとに合っている・近い・外れを色分け |
| キーとテンポ | 端末内の曲を開いてキーを上げ下げ、音程を変えずにスロー再生 |
| 便利なツール | 拍子、アクセント、細分化、タップテンポに対応したメトロノーム、ピッチパイプ、A4の基準音の変更 |
まずは音域から
最初にやっておきたいのが音域チェックです。無理なく保てるいちばん低い音、続いていちばん高い音を歌います。あくまで無理なく、てっぺんで裏返るような声ではありません。Vocal Coachはこの2つの音からあなたの音域とおおよその声のタイプを割り出し、以後はほかのすべての機能がそれを使います。ウォームアップの音階は音域の中に収まり、ボイスチェックも実際に届く音を選びます。他人の声に合わせたウォームアップこそが喉を痛める原因なので、このステップは見た目以上に大切です。
声のタイプはあくまで目安です。ソプラノ、アルト、テノール、バリトンを決めるのは音域だけではありません。声がいちばんよく響く高さ、疲れやすい高さ、声の音色も関わります。表示されたタイプは出発点と考え、数週間ウォームアップを続けたらもう一度測ってみてください。練習を重ねると音域が広がることはよくあります。
1日5分
毎日のウォームアップでは、ピアノが短い音階を弾き、あなたがそれを歌い返すと、アプリが音階を半音上げてもう一度、そして今度は下がっていきます。歌ったすべての音が採点され、最後に正確だった箇所とずれた箇所のまとめが表示されます。7音のボイスチェックはさらに手軽で、今日どれだけ音程が合っているかをさっと確かめられます。合唱の練習やカラオケの前に便利です。
練習した日数と連続記録がカウントされ、背中を押してほしいときは毎日のリマインダーをオンにできます。歌はほかの多くの身体的な技術と同じように上達します。週に一度1時間やるより、ほぼ毎日数分続けるほうが効果があります。
録音して、聴き返して、好きな曲で練習
最長10分まで録音でき、再生すると音ごとに合っている・近い・外れが色分けされるので、どのフレーズを直せばいいかがはっきりわかります。録音をトリミングし、直したい区間をループ再生し、リバーブを少し加え、名前を変えて、必要なら共有もできます。
実際の曲に進んだら、端末内の曲を開き、自分の音域に収まるまでキーを上げ下げします。難しい部分は音程を変えずにテンポを落とせるので、原曲の速さでは追いつけない速いフレーズを覚えるにはこれがいちばんの近道です。音名はC D E、またはドレミ(Do Re Mi)で表示でき、合唱団や楽器のチューニングが違う場合はA4の基準音を440 Hz以外に設定することもできます。
声はスマートフォンの中にとどまります
歌声を聴くアプリが、その音をどこかへ送る理由はありません。Vocal Coachも送りません。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| アカウント | なし(ログインもありません) |
| サーバー | なし(音はすべて端末内で処理) |
| マイク | ピッチ、音域、録音、ウォームアップ、ボイスチェックの画面を開いているときだけオン |
| あなたのデータ | 録音、音域、スコア、練習日は端末内に保存。設定の「すべてのデータを削除」で消去できます |
| 対応プラットフォーム | Android |
アプリは無料で、Google AdMobの広告が表示されますが、「広告が歌の邪魔をしない」というルールを最初から組み込んでいます。録音中はバナーが非表示になり、マイクがオンの間は全画面広告が表示されることはありません。あなたの声、録音、練習の結果が広告ネットワークに渡されることは一切ありません。Google Playでの一度の購入で、すべての広告を非表示にできます。アプリが何を保存し、広告SDKが何を参照できるかはプライバシーポリシーに詳しく記載しています。
よくある質問
「何セント高い・低い」とはどういう意味ですか?
1セントは半音の100分の1で、半音はピアノの隣り合う鍵盤どうしの音の差です。針が「30セント低い」と示したら、ひとつ下の音までの道のりの約3分の1ほど下がっているということです。多くの人は20〜30セントほどずれた歌声に気づくので、目標はゼロぴったりではなく、その範囲内に余裕をもって収まることです。
声や録音がどこかにアップロードされることはありますか?
ありません。音はすべてスマートフォンの中で処理されます。アカウントはなく、NDT Studioもこのアプリのためのサーバーを運用していないため、録音、音域、練習の結果はすべて端末に残ります。録音が端末の外に出るのは、ご自身で共有したときだけです。
無料ですか?
はい。Vocal Coachは無料で、Google AdMobの広告が表示されます。録音中はバナーが非表示になり、マイクがオンの間は全画面広告が表示されることはありません。Google Playでの一度の購入で、すべての広告を非表示にできます。